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受信拒否されづらいメール配信を行う為には②

メール本文の1行の長さに決まりがあることはご存じでしょうか?
電子メールの書き方を規定しているRFC5322(インターネットメッセージフォーマット)には、以下のように記載されています。

2.1.1. Line Length Limits(2.1.1. 行の長さの制限)
There are two limits that this specification places on the number of characters in a line. Each line of characters MUST be no more than 998 characters, and SHOULD be no more than 78 characters, excluding the CRLF.
(この仕様が1行の文字数に課す制限は二つある。CRLFを除いて、各行は998文字を超えてはならならず(MUST)、78文字を超えるべきではない(SHOULD)。)

 ※参考:RFC5322 英文日本語訳

また、電子メール転送のための基本プロトコルを規定しているRFC5321(Simple Mail Transfer Protocol)にも、以下のように記載されています。

4.5.3.1.6. Text Line(4.5.3.1.6. テキスト行) The maximum total length of a text line including the <CRLF> is 1000 octets (not counting the leading dot duplicated for transparency). This number may be increased by the use of SMTP Service Extensions. (<CRLF>を含むテキスト行の最大長は1000オクテットである(透過性のための先行ドットを含まない)。この値はSMTPサービス拡張を使用することで増やされてもよい。)

 ※参考:RFC5322 英文日本語訳

上記のようにRFCでは、メール本文中の1行の長さを1000バイト以内にするよう規定されています。

※CRLFは2バイトの扱いになる為、RFC5322では「998文字(=998バイト)」と記載されています。
※RFC5321では「1000オクテット」と記載されていますが、1オクテット=8ビット=1バイトなので、
 1000オクテット=1000バイトという考えになります。(参考:オクテット(IT用語辞典 e-Words))


大手メールサービスであるGmailやAppleでは、大量メール配信者向けのガイドラインに、RFC5322に準拠したメールフォーマットでメールを配信するよう記載しています。
また、携帯キャリア各社でも配信されるメールがRFCに準拠していることが大前提となり、Docomoに関しては、メール本文中の1行の長さが1000バイトを超えると、「500 Line Too Long」エラーとなり、メールの受信が拒否されてしまいます。
可能な限り、メール配信時は本文の1行の長さが1000バイト以内で収まるように配信しましょう。
センドマジック株式会社が開発・提供している超高速メール配信エンジン『SENDMAGIC(センドマジック)』には、メール本文中の1行の長さが1000バイトを超えているメールの配信を拒否する機能が実装されています。
自動でメールが作成されるから本文の行の長さを確認できない、1行の長さが1000バイトを超えたメールの配信を行いたくない等といった方にぜひオススメの機能です。
※本機能は、Ver2.19.0以降のバージョンより使用可能です。
超高速メール配信エンジン「SENDMAGIC」はGmailの送信者ガイドラインに対応しています